ハイドロキシアパタイト(レディエッセ)注入
ハイドロキシアパタイト(レディエッセ)とは?
ハイドロキシアパタイトは、正式にはカルシウム・ハイドロキシアパタイトと呼ばれ、歯や骨に含まれているナチュラルな成分です。
ハイドロキシアパタイトは、形成外科・整形外科・歯科・耳鼻科・泌尿器科など多くの診療科で数十年前から使用されています。例えば、交通事故による骨の変形や陥没、声帯異常による発声困難、尿失禁などが挙げられます。
シワ治療など美容に使用されるハイドロキシアパタイト(レディエッセ)は人工的に合成されており、不純物は含まれておりません。
ハイドロキシアパタイトは永久的な効果があると誤解されている方もおられますが、シワ取り注入で使用されるレディエッセは皮膚内で骨化することなく徐々に吸収されていきます。
鼻注入前 | 鼻レディエッセ注入後 |
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ハイドロキシアパタイトの効果
ハイドロキシアパタイトは粘性と弾性が他の注入剤よりも高く、シワ・鼻・あごをしっかりと持ち上げることができます。
注入から3日前後は硬さを感じることがありますが、これは自然な反応です。その後柔らかくなり皮膚になじんでいきます。
ヒアルロン酸と違ってハイドロキシアパタイトは体内の水分を吸収して膨らむことはありません。初めから凹部位がフラットになるように、必要な量だけを注入します。
個人の年齢・代謝能力・注入部位によって持続期間は異なりますが、ハイドロキシアパタイトはゆっくりと分解されていくため、1年から1年半と効果が長期間持続します。
当院で採用しているハイドロキシアパタイト(レディエッセ)はアメリカ・ヨーロッパ・韓国など40ヶ国以上で美容治療に使われておりますので、安心して施術を受けることができます。
ハイドロキシアパタイトはアレルギーを起こさないと言われているため、事前のテストが不要で来院の当日に注入することができます。
ハイドロキシアパタイトは法令線・マリオネットラインなどの深いシワだけでなく、鼻・あごの形成、頬のボリュームアップにも効果的です。
ハイドロキシアパタイトの持続期間
個人差によって持続期間は異なりますが約1~1年半といわれ、注入剤の中では比較的効果が長持ちする注入剤です。
アレルギーテストが必要ないといわれている注入剤なので、誰にでも手軽にシワ治療を受けていただけます。
人に気づかれずにシワ治療をしたい人や陥没部位などのボリュームアップをしたい方にお勧めです。
深い法令線やマリオネットライン、鼻・あごの形成、頬のボリュームアップ、たるみの治療を希望される方に向いています。
定期的に注入することでシワの進行を遅らせることができます。
ハイドロキシアパタイトの注意事項
レディエッセは目の周り、眉間、額のシワや唇のボリュームアップには向いていません。これらの場所へ注入を希望される場合は他の注入剤を使うことになります。
レディエッセを注入する深さはコラーゲンやヒアルロン酸よりも深いため、細くて浅いシワ一本一本を消すことはできません。その際は、コラーゲンなどの他の注入剤を使用することとなります。
ハイドロキシアパタイトにはヒアルロン酸のように分解する酵素がないため、数回にわたって注入してご希望の状態に治療することをお勧めする場合もあります。
施術について
施術時間 | 15分前後 |
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麻酔・麻酔方法 | 表面麻酔or神経ブロック麻酔 |
通院日 | 注入/補正チェック (補正チェック期間を1ヶ月間設けておりますので、期間内であれば何回でも再診料のみで補正注入が可能です) |
通院回数 | 2回~ |
抜糸 | ありません |
入浴 | 当日から |
洗顔・化粧 | 当日から (注入後30分で化粧パウダーの使用が可能です。通常のメイクは3時間後に行えます) |
ダウンタイム | 注入後赤みのある針跡が数日続く場合がありますが、メイクで隠せる程度です。 まれに内出血が起きる場合もありますが、2週間程度で徐々に消えていきます。 |
注意事項 | 注入部位を強くこすったり、マッサージを行ったりするとレディエッセの吸収が早まることがありますので、注入後のマッサージは数日間控えたほうが良いでしょう。 注入直後の針跡が気になるようであれば、お帰りの際にはマスクなどの着用をお勧めします。 注入した部位はなるべく直射日光を避けて、日焼け止めをご使用ください。 |